チャレンジャーバンクとは?
チャレンジャーバンクとは銀行業ライセンスを取得し、独自でサービスを提供しているビジネスモデルのことを指します。ヨーロッパではチャレンジャーバンクが多い。
ネオバンクとは?
ネオバンクとは銀行業ライセンスを取得せず、既存銀行と提携をして金融サービスを提供するビジネスモデルのことを指します。アメリカでは銀行業ライセンスの取得が難しくネオバンクが多い。Chime(チャイム)など。
有名なチャレンジャーバンクは?
ヨーロッパで有名なチャレンジャーバンクといえば、英国のRevolut、Monzo、ドイツのN26、日本ではKyashなどがあげられます。
なぜチャレンジャーバンクができたのか?
2008年にリーマンブラザーズが経営破綻したことにより起こった世界金融危機により、英国が大手銀行の独占状態に不安を抱え、2010年より銀行業のライセンスの緩和化を行ったのがきっかけです。新規参入でも銀行ライセンスが獲得しやすくなり、チャレンジャーバンクの走りのきっかけになりました。
チャレンジャーバンクとネオバンクの違い
チャレンジャーバンクとネオバンクの違いは個別での銀行ライセンスを保有しているか否かになります。展開しているサービスに着目してみますと、大きな差はないので(日夜新しいサービスが追加されていっている)、ユーザー側からは「アプリを主戦場においているインターネットバンキング」として同様のモノとして捉えておいて問題はありません。
チャレンジャーバンクと従来の銀行の違い
チャレンジャーバンクと従来の銀行において異なる点は、スマートフォン上で全てが完結する点です。個人情報の入力から、口座開設審査、カード発行、入出金の管理など開設からカード利用までの一連の全ての流れに対応しています。
チャレンジャーバンクでできること
実際にチャレンジャーバンクはどのようなことができるのかあげてみました。
こう見ると従来の銀行との大きな差はありませんね
なぜチャレンジャーバンクが人気なのか?
ここ数年でチャレンジャーバンクは多くの投資家からの注目を集め、爆発的にユーザーを獲得しています。
チャレンジャーバンクがここまで人気になった理由は何故なんでしょう?
低価格を実現
日本では馴染みがないかもしれませんが、欧州の多くの銀行は銀行口座を開設・保有している場合、月に5€(約600円)程必要になります。
一方でチャレンジャーバンクは一番お手頃なプランを選択すれば口座維持費は0€。店舗を無くしオンライン化することにより、家賃や人件費などの固定費の削減に成功しました。
口座開設の難易度が低い
欧州で銀行口座を開設する場合、実際に地元の銀行に口座開設するためにアポイントをとり窓口での開設の手続きが必要になります。現地語あるいは英語が必要になるため、ややハードルが高いのが難点です…。
その点、チャレンジャーバンクはオンラインで口座開設が完結するため、ある程度英語が読めれば利用できるようになっています。
銀行によって開設時に個人情報を確認するため、ビデオチャットなどを通じてオペレーターさんと話す場合があるよ。わりと簡単な英語で◎
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